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うたげて鉄壁(ネタばれ感想)



下の記事でいえやすさんの全体的な印象についてつらつら語ったんですけど、今度はもう一個衝撃だった鉄壁についてつらつら…。
相変わらずの文量です。



宴でちょっと鉄壁観がかわりました…。

一番衝撃だったのは、松永さんストで忠勝と交戦したときの台詞
「気づいているのだろう、主の抱える歪みに。彼を支えきれなかった恐怖に」でした。
中でも特に「支えきれなかった」と過去形になっているところ…。

そして、忠勝を撃破したときのいえやすさんの台詞「側にいてくれとそういえばよかったか」です。

下の記事でも触れたのですが、いえやすさんが思ってた以上に、身内に対しても心を閉じてるんじゃないかということ。
忠勝にすらそうなのかもしれないと、上の2つの台詞で思い始めたら、なんだかとても悲しくなって…。
私の中で、鉄壁はずっと一緒で、何があっても忠勝だけはずっといえやすさんを支えてくれると思っていたので、
忠勝ですら支えきれなくなっていたのかもしれないと思うと、今までの鉄壁観がバラッと崩れました。

東の総大将らしく振舞う、だから虚勢を張ってる部分もあるし、甘えきれない部分もある、
というのはなんとなく思っていましたが、死ぬ間際に思わず零れ落ちるくらいに、
側にいて欲しいという昔は当たり前だったことすら伝えられていなかったなら、
二人の間にはきっとお互いわかっていてもどうにもできない距離がずっと開いてる状態だったんじゃないかと。
そして、何よりつらいのは、今の状態のいえやすさんだと、本当に全て事が終わるか、または死ぬ間際にならない限り
忠勝にそれを伝えられないんじゃないかと言うことです。

忠勝は忠勝で、いえやすさんの中に生じている歪みに気づきながら、それを止められない。
自分が触れてはいけない事だと思ってそうかなっていうのは完全な私の妄想ですが、
もし本当にそれを忠勝が恐怖だと感じているとしたらとてもつらいです。
しかも、松永ストでは最終的に自分の目の前で主が殺されるのを眺めなければいけない。
松永さんがいうようにそれは確かに「最大の恐怖」なんだろうと思います。

そうやってすれ違ってる主従がショックでしたが、逆に今まで鉄壁に完璧なものを求めすぎてたんだなって思いました。
すれ違っちゃう主従も、とても人間らしくていいかもしれない。
ただ、やっぱり、お互いの性格的にその距離が解消される事無く命を落とす可能性があることだけがどうしても哀しいです。

しかし、つらいことばっかりじゃなくて、とってもかわいい徳川主従もいっぱいいて、
私のひっくり返った鉄壁観を更においうちをかけてひっくり返してきてもう何がなにやらです。
が、長くなりすぎたのでまたおいおい語りたいです。よければお付き合い下さい…笑

とにかく鉄壁が愛しくてしかたない。

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